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白痴
20年前に公開された映画なのね。
手塚真監督が近々「ぱるぼら」の実写公開に掛けてと
デジタルリマスター盤完成ってことで、久々に渋谷に出かけました。
しかも、10/31、、、あ、ハロウィンだった。
でも今年はそんなに人出が多いわけじゃなくて。なのにしっかり仮装してる人もいて、彼らはどうやってこのときを楽しむんだろう。練り歩くのかな?
長い映画でね。近頃レイトショウに耐えられる眼がなくて
目が疲れると閉じてしまう症状が出るんですけど〜、という悲しみをこさえながら
大作でした。
バブルの後だと思うけれど、セットがとにかく作り込まれてお金がかかっていて
最後に全部燃えちゃうんだけれど、燃やしちゃうの
そこで川を炎の輪がつつみその中に男女がふたり立ってて
このシーン、まるで漫画なんだけれどそのために創ったっていってもいい映画だった
浅野忠信さんが若くて(それでも20年前)
顎がシュッと細くて(顔の肉付きって遺伝に寄るところが大きいから今のように下に落ちてきていなくてね)
しゃべり方が松田優作みたい。
手塚監督、手塚監督らしい。たぶんこういう取り方誰も出来なくて
映画ってやっぱり、その人の深いところがばっくりでてくるからそれに耐える人種なんだけれど
ちょっとその唯一感、凄く濃厚で。
それは、そこにその笑いやそのはじけっぷりいれる?
だれも見ていない世界でもそこにちりばめるキラキラ感が
手塚真なんだろうって。
ただ、燃やしてるロケ地が新潟ってきいて
20年後に糸魚川の河口に同じような火災が起こるんだよって
切なくってしまった
10月は結構アクティブに動いていた
東京文化会館のコンサート
ロードショウ映画
ちいさなライブハウスのコントショウ
単館リバイバル映画
ちょっとずつ、withコロナでも楽しいことをしている