幸せの領域に入っていこうとしてる
だといいよね、なんてタイトル
全然気分じゃない
彼女と話していて過去話が繰り返されるの
その時は、えっまた〜。いつまでその話?
なんて思っていたけど
過去の話さえも出てこなくなる時がくるなんて
そのとき思ってもいなかった
繰り返し話がでるなんて、また脳のシナプスが行き来してるってことよね
そこが途切れたらもう、親戚の話も、家族の話も出てこない
でてくるフレーズはそんな感じじゃないように聞こえる
しっかり話してるように聞こえる
だけどよく考えてみると
それは彼女の口癖だ。
そして、それ以外の言葉はでてこない。
反射域で行動させているだけじゃないかな
脳の深部で神経伝達してるいうに思えなくなった
痴呆
そのとおりだけれど、脳の老化
本人はそんなつもり全然無いだろう
というか、もうそんな自分を省みるなんてことができない。
もしも、したくても、もうそれは無理
そこの経路はもうない
ああ、幸せの領域に入っていこうとしてる
まわりがそれを止めることはできない。
ほとんど、考えるということがない世界
そこにいて、自立神経で動いていて
目の前に食べるものがあって、口に運んで
排泄したいときにするような
自分しかいない世界へ