だといいよね

おおさまのみみはろばのみみ

暑い夏、やすみ

今年のお盆はというか丁度お盆休みに引っかかったという

転倒事案な

実家のお片付けに行ってた。

 

母はもう施設に入って1ヶ月以上経ってて

慣れたみたいで、ただ生活してる。

多分、あれこれ考えるのは止めたみたいだ。

気持ち的にはどうなんだろう。。。。

 

で、やっぱりまた現金出てきちゃったんだよね。

母のいなくなる家だから、まだ死んでいないけれどもう帰ってこないだろう家だから

次に誰かに手渡すにしても、もう壊してしまうにしても

ともかく一通り片付けないと。

幸い、実家には月命日の月経(つきぎょう)というのがあって

帰る口実、モチベーションだ。

 

予定では月経の前日に母を迎えに行って、一緒にお経を上げてと考えていたんだけれど

今回は、台風の影響で雨風強くて、わざわざ迎えに行く必要ないよねって

ことで、1人でお寺さんをお迎え。

その前日、前々日にお片付け。

 

母は、捨てるということになんだか罪の意識があったのか

それとも、年老いて行政のゴミ出しのルールに頭がついていかなかったのか

どう考えても使えなくなった物が丁寧に紙に包んで引き出しの奥にあったり

チョッ金魚のポケットティッシュのしかもコレクターさんなら喜ぶような

新品の何年も前からのデザインのものがいくつも綺麗にしまってあったり

同じ物ばかり出てきたり(痴呆の初期傾向の同じ物をいくつも買ってしまうヤツ)

 

そんな中に、お金の入った封筒が2つ

あ〜また。

次の日も、薬箱の中から封筒が2つ

そのどちらも、全く同じ位置でなく、割と近いけれど接していないところから

4つめが出てきたとき、不意に涙がでそうになった

何かを思って、お金を用意しておいて、ふと忘れたか、不安になったか

また同じ物を用意して

きっとその時は忘れないようにってでも、しまわれたまま。

 

がんばって1人で生きていたんだなって思ったら

かわいそうになって

あ〜、もういろいろ考えなくてよいよって。

 

母の身体の衰えは、もう何かが足りなくなっているそうで

そうすると身体障害者認定がもらえるって。

姉も私も申請に前向き。

申請しますか?って聞いてきた役所の人は、わりとおそるおそるで

それは、キ〜ってなっちゃう人もいるからだろう

母の場合は、肢体不自由のような見た目に判るものでないので

それで医療控除や免除が受けられるならよいことよ

 

私たちの時は、もうそんなに親切な世の中じゃなくなるだろうけれど

今使える物は最大限つかわなくちゃ

そんなこんなで、たらたら暑い夏は終わった