だといいよね

おおさまのみみはろばのみみ

掘り出し物が出てきたら

母はすっかり施設に移ることを受け入れたようで

週末に戻ったら

もう、深くは考えられない頭で

「布団は持って行かなくていいんだよね」とか

「タンスはオレンジ色のを持って行くことにした」とか

「別に戻りたいときは戻ってきたらいいんだよね」とか

「もうお習字の教室には行けないねぇ」なんて同じ質問を何度もして

自分の中で消化してきている

 

日に日に短期の記憶はダメそうなんだけど

思いがけず、60年くらい前(娘時代)の話が出てきて

びっくり。

あと、自分の兄妹の近況は最近の情報に書き換わっているところと

そうでないところが同時に出てくるんだ。

これは聞いてるこっちが戸惑うけれど、本人の中ではどう処理されているんだろう

不思議

 

本当に、もう今言ってることは覚えられないンだろうなと思いながら

これからしばらく当面の予定とか、身の振り方

お金の管理など「約束事」を伝えるんだけれど

多分、なにも頭に残らないんだろうな〜とおもうと

人生、いつから癖つけをしていればいいんだろうと自分に思う

特に、大事な物をしまっておく事とか日常のルーティン

あまりメモをとらない人だったので、記憶できないなら書いておこうという行動がとれない

母が、私たち姉妹のことが分からなくなったらこちらに移転させるよって

母に言うのだけれど、きっと分かってないよね

 

母が食べたいものや食べたそうなものを用意して

ご飯食べるけれど、大抵若いときの見積もりなので

途中でもういらないってなるの。

それを私や姉が、捨てるのもなんだしって食べるのだけれど

当然それを見越して、自分の分は始めから少なめにしてたり

姉が、まるで5歳児だという。

5歳児よりこちらの主張を通せない分(思いやっちゃう)厄介だと

子供を育てたことがないけれど、なんか分かる

そして、子供なら叱ることもできるけれど、

どうせそうなるだろうからって見越してご飯を少なくしたりとかが

母の人としての尊厳や母という子供的意識などがあって、できない

そういうもんだろうな

 

こうなる前に、姉が献身的にお金の管理や母の移転の手続きなどしてくれていて

とても感謝してる。

私は、2人がときどき疲れて道にぼ〜と立ち止まってるんで

こっちだよって後ろから押したり、手をひっぱたりしてただけ

姉も、歳を重ねればとても面倒になると思うと言っている

そして、母をみて自分の周りの物を小さくしようって思っちゃうって

ほんと、そう。

少し前に、衣服の見直しができて私もよかった。

今は捨てようと思ったらゴミ袋4つくらいで済みそうだ。

 

母が来月移ったら、家の片付けをする。

月に1回しか行かなくなるから。

人に貸すにしても今のままじゃいらない物だらけだからね。

 

まず、母の癖である、食べ物を買いすぎるところから

夏になって腐っていくし。。。

その後は祖父の一つ前の時代からの骨董の価値もない道具類

何度か古物商さんか産廃業者にお願いしないといけないかな

ちょっとだけ楽しみでもあるけどね

自分的掘り出し物が出てきたら写真撮っておこうかな