だといいよね

おおさまのみみはろばのみみ

ヤクザと家族 The Family

「YOU」と言う番組好きだった。あの頃の糸井重里さんも悪くなかった。番組が好きだったのでアシスタント募集に応募して、写真審査は通った。2次の作文で落ちた。好きの上が必要だったんだろうな。今から思うと、容姿ははそこそこだったんだよ。でも、そうは自分が思っていなかったからそっちに進まなかった。だから今、そこでないところで仕事をしていると人の印象に残ったり、目立ったりしていろいろな場面で有利。

真剣勝負をしていないから、得意分野のちょいと外れ側で生きる方が世の中断然有利だと思っている。現在ね。

 

麒麟の最後に明智が死ななかったじゃん。あれ、新説だけどやや信憑性があるらしい。というか本能寺に明智はいなかったという説ね。最後に市中に明智の姿を写したら、死体のでていない信長も市井の人で写して欲しかったな〜

 

金曜日、見てきましたよ、ヤクザと家族。。。

監督の若さが全面に出ています。この監督の今の位置どういう道筋なのかな。

34才。これの前に新聞記者、撮っているんだよね。この若さでメジャー長編の監督になると、ビッグタイトルをいくつか撮っているか、他の分野で目を見張る活躍があって集金できるかだと思うんだけど(調べろよ)

まあ、ともかく若い。主人公の方が年上だもんね。若いというのは、結論を出していない。誰がいいとか、悪いとかを出していない。極力監督の意見を排除して撮ろうとしている。今の時らしい。まあ、だから作品は残らないと思う。どうかな

 

ところで、エンディングテーマは常田さん。35才の少女のときも思ったけれど彼はテーマを与えられてからの作品ってストーリーに寄り添いすぎてしまうよね。いいんだけれど、私は好みじゃない。最初の白日とかPrayer って楽曲があって制作者が選んでいるから本来の別世界が繋がるって感じです。そこが良くって広がりがあってさ

 

さて、映画って、映画も同じでそうなんだけれど、ちょっとリアルじゃなくてもいいよ。それでも、そんなときにリアルを越えるところが映画のダイナミックさと芸術性だと思っているので絵作りして欲しいのよ。この映画、ヤクザが題材だからそれすっごく出来るじゃん、でもしてないの。残念。

もんもんとか血糊とか、話し合いという喧嘩なんてやりたい放題じゃないのかと思ったんだけど。。。。

舘ひろしさんって、34才にしてみたらスゴイ人なのかな。YOUの視聴者層からしたら未だにチャラい坊やみたいなイメージだからヤクザの親分にしたら、え〜主人公、人を見る目無いじゃん。ってそれから始まるからさ。

で、確かにその界隈のあらゆる「家庭」を描いているけれど、集約したら始まりは、自業自得と公僕の堕落とSNSじゃんね。

(ネタバレ)クスリの売買ぶっ壊したところから始まって、逃げ込んだヤクザ一家に転がり込んで、鉄砲玉になるかと思ったら、兄さんの方が先に鉄砲担っちまってその罪かぶってムショに入って、出てきたら浦島太郎。浦島太郎にもSNSのデジタルタトゥーは容赦なく襲ってきて。反撃したくても公僕は上手くやってるヤクザと通じてて、最後は味方に、味方だと思っていたヤツから「おまえさえ戻って来なければ」と言われて

そうだよ、特殊な世界で物語作っているけれど、まったく普通にある時は残酷っていうやつでした。最後まで家族を守りたくて守れなかった、そこが美学なんですかね。

美学を立てるにはすこし物足りないなあ

https://www.yakuzatokazoku.com/